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1000日のアン1000日のアン
チャールズ・ジャロット監督

リチャード・バートン
ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド
イレーネ・パパス
アンソニー・クエイル
ピーター・ジェフリー

 ヘンリー8世とアン・ブーリン王妃の1000日間を描いたストーリー。先日見てきた「ブーリン家の姉妹」との決定的な違いは、メアリーが話題のみの登場にもかかわらず2時間半もあること。「ブーリン家の姉妹」が切り貼り映画になってしまったのはむしろ当然の結果かもしれない、と思ってしまった。

 この映画のヘンリー8世はひたすら横暴で、アン・ブーリンは勝ち気で節目のはっきりしたとても魅力的な女の子でした(「ブーリン家の姉妹」のアンは王妃の座を狙う野望家として描かれていたんだけど、そもそも原作通りなのか脚本が悪いのか演技がぱっとしないのかただ単に性格の悪い女で、ヘンリー8世がなぜ彼女に惚れたのかまったくわからなかったのがいちばんダメなところだった)。内容はヘンリー8世とアン・ブーリンのまさに王道で、ヘンリーの惚れられたアンが紆余曲折の末結婚、王女を出産するものの次の王子が死産だったためにだんだんヘンリーの心がアンから離れてしまって、最後には近親相姦の濡れ衣を着せられて処刑されるというもの。

 それぞれを演じたリチャード・バートンとジュヌヴィエーヴ・ビジョルドは本当にイメージ通りでした。リチャード・バートンは「じゃじゃ馬ならし」に続いて見てしまったせいか気持ち悪いおっさんという印象が強いのですが(それだけ優れた俳優ということよ)そのおかげでヘンリー8世の好色さが際立っていたし、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルドは男を振り回す役柄がぴったりなとても可愛い女優さんでした。ちんくしゃ顔大好き。当初はオリヴィア・ハッセーが第一候補だったらしいですね。ただ当時のオリヴィア・ハッセーだと、アンの「1000日」を演じるにはやや若すぎる気がしますが。例の「ロミオとジュリエット」と同じ頃でしょ。

ブーリン家の姉妹
ブーリン家の姉妹
ジャスティン・チャドウィック監督
(TOHO二条)

ナタリー・ポートマン
スカーレット・ヨハンソン
エリック・バナ
デヴィッド・モリッシー
クリスティン・スコット・トーマス
ジム・スタージェス
アナ・トレント

 海外での評判がボロクソ(でもないか、今ひとつぐらい)だったということは事前に分かっていたのですが、興味ある素材だし、ストーリーそのものはまあまあ悪くなさそう?ということで、事前に前売り券を買ってけっこう楽しみにしていました。

 で、その感想をひと言にすれば、

 想像以上の駄作でした。としか言い様がない。

 いや〜酷かった。役者の演技も冴えなかったが、それ以上に演出の野暮ったさに驚いた。サンディ・パウエルによる衣装すらもちっとも生かせていなかった。アン、メアリー、ヘンリーの揺れ動く心情がセリフとして語られないとわからない。フランスから帰ってきたアンに衣装以外の変化が見られない。メアリーが突如としてヘンリーに惹かれた理由が分からない。長い原作のうち絵にしやすい重要なシーン(というかスキャンダラスで下世話な興味をひきやすいシーン)を切り貼りしただけの、典型的な駄作でした。メリハリなく事件が多発する、1シーズン続きそうなTVドラマっぽいつなぎ方だと思ったらやっぱり監督はTV出身で、この作品が初めての長編映画だった。脚本は「クィーン」やコレと同じ人。英国王室ものの御用達?

 どっかの映画情報サイトで「英国版大奥」と紹介されていましたが、映画の「大奥」同様衣装以外見どころがないという意味で正解ですね。

 で、出演者について。ナタリー・ポートマンは中途半端なオーバーリアクションで空回り気味、そして何より顔立ちのせいかコスチューム・プレイが全然似合わない。あれじゃコスチューム・プレイではなくコスプレです。スカーレット・ヨハンソンは逆にコスチュームこそ似合うものの、終始お口ぽかーん。まあ考えようによっては愚鈍なメアリーにあっているといえばあっているんだけど、他の映画でも見たような表情で何だかなあ。エリック・バナは単純に酷かった。

 まあ最初の5分とラスト15分はそこそこ楽しめた。つまり私の中では20分でもう充分な映画でした。

 どうせならロモーラ・ガライとエミリー・ブラントでやって欲しかった。とにかくナタリー・ポートマンがダメ。力量云々じゃなくて単なるミスキャストです。

ブーリン姉妹
 どちらかと言えばスカジョの方がよかった。ナタリーはそもそも何かが違った。

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 さて、これで今年の映画鑑賞はひとまず打ち止めにします。

カレンダー・ガールズカレンダー・ガールズ
ナイジェル・コール監督

ヘレン・ミレン
ジュリー・ウォルターズ
シアラン・ハインズ
ペネロープ・ウィルトン

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サウンド・オブ・ミュージックサウンド・オブ・ミュージック
ロバート・ワイズ監督

ジュリー・アンドリュース
クリストファー・プラマー
エリノア・パーカー
リチャード・ヘイドン

焼け石に水焼け石に水
フランソワ・オゾン監督

ベルナール・ジロドー
マリック・ジディ
リュディヴィーヌ・サニエ
アンナ・トムソン

 この映画のことでした。いやぁ、「焼け石に水」とは最高のタイトルでした。ああいう状況に陥ったら確かにもう何もかも焼け水だわ。フランス語は分からないけれど英語でも焼け石に水は焼け石に水なんだね(ってことはたぶん日本語があとからできた)。

 色恋沙汰の面倒はホモもヘテロも同じで、結局恋愛なんて所詮恋愛でしかないということか。皆最高に身勝手で、後半はもう「あーあw」な展開だった。フリーの何がいちばん楽しいかって、この手のドツボにはまる恐れがないってことだな。途中のダンスシーンはやけくそ感に輪をかけていて笑ってしまった。気持ち悪いw

 にしても、若い男がなんとも気持ち悪いタイプだった。なよっとしていてちょっと美少年風の私はとにかく生理的にダメなんだけど、そういえば「ぼくを葬る」のゲイの片割れもこういうタイプだったなぁ。まさかオゾンのお好み?

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U.M.A.〜レイク・プラシッド〜U.M.A.〜レイク・プラシッド〜
スティーヴ・マイナー監督

ブリジット・フォンダ
ビル・プルマン
オリヴァー・プラット
ブレンダン・グリーソン

 ブリジット・フォンダが綺麗だった。内容については何も語るまいが、あえてコメントするすれば、アメリカ版のポスターを見る限り邦題のユーマは完全にあさっての方向を向いているようだね。

ワールド・トレード・センターワールド・トレード・センター
オリヴァー・ストーン監督

ニコラス・ケイジ
マイケル・ペーニャ
マギー・ギレンホール
マリア・ベロ
スティーヴン・ドーフ

 9.11テロを映画の題材として扱うにはいくらなんでも早すぎるように思えますが…この作品の中心となるのはテロに巻き込まれた人の救出劇。政治的な内容が絡んでこないのでぎりぎりセーフかなと。

 ドキュメンタリー的な内容・構成なので、映画としては非常に間延びしています。各登場人物の心情を丹念に描くためには仕方なかったのかもしれませんが、途中でだれました。題材が題材だけに行きすぎた脚色は許されず、それゆえますます「映画」という形式をとった理由が見えづらい作品でした。

 当時オーストラリアで地に足のつかない生活を送っていた私にとって、9.11テロはいまだに夢の中の出来事。テレビで見たその光景は、まさに映画のようでした。

虹の女神 Rainbow Song虹の女神 Rainbow Song
熊澤尚人 監督

市原隼人
上野樹里
蒼井優
酒井若菜
鈴木亜美
相田翔子

 なんか「四月物語」+「花とアリス」÷3(2ではないのがポイント)したような作品だった。べたべたの青春映画に仕上がっていること自体はいいとしても、以前どっかで見たような…ばかりで新鮮味に欠けた。

 上野樹里もよかったけれど、今回はプロデューサーの岩井俊二は蒼井優が(女優として)本当に好きなんだろうね。神聖化された盲目少女はやっぱり雰囲気が「花とアリス」だと思う。

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吉原炎上吉原炎上
五社英雄 監督

名取裕子
二宮さよ子
藤真利子
西川峰子
かたせ梨乃
根津甚八

 最初の30分が限度、マジでくっだらね〜…。遊郭もので面白い映画ってないの?

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ドラえもん のび太と緑の巨人伝ドラえもん のび太と緑の巨人伝
渡辺歩 監督

水田わさび
大原めぐみ
木村昴
関智一
かかずゆみ

 「ドラえもん のび太の雲の王国」がなかったことになっていることをも横に置いておくとしても…子供がこれを見て楽しむことができるのだろうか、という純粋な疑問が。ドラえもんに違和感があってもジブリに影響されすぎていても面白ければまだ救いようがあるのに、これは純粋につまらなかったです。ドラえもんがジブリに影響されているというのもそもそも変な話だけどね。

 でも堀北真希の声優ぶりは意外によかった。

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