 | ボルベール<帰郷> ペドロ・アルモドバル監督
ペネロペ・クルス カルメン・マウラ ロラ・ドゥエニャス ブランカ・ポルティージョ ヨアナ・コボ チュス・ランプレアベ |
ストーリーだけを読むとホラーやサスペンスの印象を受けますが、ジャンル分けするならばあくまでドラマです。舞台はスペインのラマンチャ地方。携帯電話が出てくるので時代設定は間違いなく現代なのに、古めかしい住まいや家具と助け合いが当たり前である人間模様がとても心地よく、新旧それぞれの良さが見事に調和した不思議な映画でした。冒頭で大きな事件が起き次第に明らかになっていく真実もかなりショッキングなものなのに、終始穏やかな展開。終わり方もよかった。どこの国も子供を持つ女性は逞しいものです。
それにしてもペネロペ・クルスがこんなに素敵な女優さんだとは思いませんでした。以前にヴァニラ・スカイで見た彼女は可愛いことは可愛いけれど身のこなしがどことなくガサツで、あまり魅力を感じなかったのですが。この映画のペネロペは美しく気位が高く、やや粗っぽいけれど芯が強い母親役を見事に演じていました。しかも役作りのために数キロ太って付け尻までしていたらしい…。全然気付かなかったよ。
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