オペラ座の怪人オペラ座の怪人
ジェラルド・バトラー
エミー・ロッサム
パトリック・ウィルソン
ミランダ・リチャードソン
ミニー・ドライヴァー
キアラン・ハインズ


 クリスティーヌも身勝手ですが、それ以上にファントムはやっぱり単なる悪人だと思います。映画見ても舞台見ても彼に同情する気にはなれない。

 初めて映画館で観たときは「豪華だな〜」と視覚的に満足したのですが、改めてDVDで見直してみると非常にアラの目立つ作品ですねぇ…。口パクがひどいです。ひどすぎます。ミュージカル映画が好きでいろんな作品を見ているし歌の別撮りはむしろ普通だと思うけれど、ここまでひどいと感じたのは今回が初めて。演技をする際口先だけで適当に歌うと臨場感が出ず、しかし本気で歌い始めると口と音が合わないなどいろいろな苦労があるようだけど、他の映画でできてこの映画でできない理由は一体何。せっかく歌唱力のある役者を集めているのに編集のせいでケチがつくのは非常にもったいないです。

 といっても、出演者は出演者で演技がryと思うわけですが。歌・演技共にバランスが良かったのはマダム・ジリー役のミランダ・リチャードソンだけでした。この人はイギリスの名女優ですね。カルロッタ役のミニー・ドライヴァーもなかなか。ファントム役のジェラルド・バトラーも悪くないはないけれど、声質の微妙さ以外にも今ひとつ何かが足りないんだよなあ。このファントム、ちっとも怖くないんだよ。クリスティーヌ、ラウル、メグあたりは演技が×でした。そのせいかこの映画、ドラマ部分が全然面白くないし何の感動もない。もっともクリスティーヌ役のエミー・ロッサムが当時17歳だったことを考えれば十分素晴らしいのかもしれませんが。


















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