8人の女たち 8人の女たち
フランソワ・オゾン監督

ダニエル・ダリュー
カトリーヌ・ドヌーヴ
ファニー・アルダン
イザベル・ユペール
エマニュエル・ベアール
ヴィルジニー・ルドワイヤン
リュディヴィーヌ・サニエ
フィルミーヌ・リシャール

 こ れ は す ご い 。

 非常に癖のある映画なので万人にお勧めはできませんが、個人的には今まで見た映画の中で3本の指に入る! 字幕でも吹替えでも繰り返し見た。私はフランス語が全く分からないので、吹替え版じゃないと理解しかねるようなシーンもいくつかありました。制限された字数による字幕にはやはり限界があります。

 女に興味がない(という噂の)男性監督が女の醜さを徹底的に暴いた作品。予想外の展開の繰り返しに笑いが止まらなかった。サスペンスのはずなのに誰が犯人だとかどうでもよくなっていくし、主題も犯人探しではない。本音を隠しあって上手くやってきた女8人が、世界から遮断された特殊な状況下において徐々にその本音をぼろぼろとさらけ出していくわけです。その内容はくだらないものからちょっとそれはwというものまで様々ですが、いずれも女ってのは本当に嫉妬心の塊…と実感してしまうものばかり。しかも近しい関係ほどむしろ醜悪なれるものかもしれません。同じような状況下に男性8人が置かれた場合どのような行動をとるのであろうか気になるところでもあります。しかしフランス女性の自己主張の激しさはすごいなー。日本人同士だとさすがにここまでならないような。

 ミュージカルシーンは微妙な歌唱力と中途半端な振り付けがむしろいい味を出していると思います。だらだらしがちな内容のアクセントにもなっているし。

 現代的(&日本人的)感覚から言うとカトリーヌ・ドヌーブよりヴィルジニー・ルドワイヤンやエマニュエル・ベアールの方が美人だなあ。リュディヴィーヌ・サニエは可愛い。このイザベル・ユペールは妙なオーバーリアクションで苦手。

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