ゴーストワールドゴーストワールド
ソーラ・バーチ
スカーレット・ヨハンソン
スティーヴ・ブシェミ
イリーナ・ダグラス
ボブ・バラバン

橋の上の娘橋の上の娘
ヴァネッサ・パラディ
ダニエル・オートゥイユ

 いかにもフランス映画でした。見る人が見れば面白いのか。下手なベッドシーンよりよっぽどえろく、ストーリー性より視覚的に楽しむ映画…ですが。

 ヴァネッサ・パラディの前歯が気になって仕方なかった。フランス人的にあのすきっ歯はOKなの? 日本人の八重歯みたいなもの? 某映画の「その白く輝く前歯はアメリカ人だね!」というセリフを思い出し、ヴァネッサが口を開くたびに現実に引き戻された…。ダニエル・オートゥイユは暑苦しい。

 昨晩は大雨でしたが、窓を全開にして下着姿で寝ていた私はおそらく風邪をひいたのだと思います。……馬鹿だ…。今日1日倒れなかったのは奇跡。

 今は9級の「いつも何度でも」を練習しています。メロディとカデンツァは何とかなりそうだけどあろうことかベースに手こずっています。ベースの場所が分からない! エレクトーンを習っていた頃「よく足まで動くね〜」なんてしょっちゅう驚かれましたが、今はその質問者の気持ちがわかります…orz

 今の目下の目標はパイレーツ・オブ・カリビアンのメインテーマを弾くことです。パイレーツ・オブ・カリビアンの映画自体はイマイチだけど曲は大好き。でもいちばん簡単な楽譜でも7〜6級なので今の私にはかなりハイレベルです。

至福のとき至福のとき
チャオ・ベンシャン
ドン・ジェ
フー・ピアオ
リー・シュエチェン
ニウ・ベン

ダーク・ウォーターダーク・ウォーター
ジェニファー・コネリー
アリエル・ゲイド
ジョン・C・ライリー
ティム・ロス
カムリン・マンハイム



 通販の商品が大量のぷちぷちした梱包材で包まれていた。再利用するあてもないので足で踏んでみた。おもしろーいw

 スパゲティミートボールが食べたいのです。だけど作るのは面倒なのでどこか外で食べたいんだけど、どこで食べられるかしら。アメリカ料理のレストランって意外に少ないもんだ。うーん、やっぱり作った方が早いのかな。

きみに読む物語きみに読む物語
ライアン・ゴズリング
レイチェル・マクアダムス
ジーナ・ローランズ
ジェームズ・ガーナー
ジョーン・アレン

 近所のTSUTAYAの「ラブストーリー❤ロングセラー」みたいなコーナーのNo.1という位置づけだったのでレンタルしてみた。しかしこれは…完全にもっと若い子向き………。この手の「永遠の愛を説く」ことに感動できるほど私はもう若くないようです。それでもジーナ・ローランズとジェームズ・ガーナーの演技はよくて、痴呆が原因で暴れたために鎮静剤を打たれる奥さんの姿に思わず涙ぐむ旦那さんの姿にうっときました。

 ただこの映画に限らず、1930〜50年代のアメリカの風景は好き。そういう意味では楽しめた。また、珍しく原題よりも優れた邦題だと思います。

 そういえば、ジェームズ・マースデンが登場したとたん「あ、コイツふられるじゃん」と思ってしまった(笑)。悲しいかなここまで当て馬役が似合うのもなかなかスゴイ存在だw



 無花果の木の下を通るたび、緑の匂いがします。今年も夏がやってきた。

時をかける少女時をかける少女
仲里依紗
石田卓也
板倉光隆
原沙知絵
谷村美月

 苦手なタイムトリップもの…ですが、日本の古典なので(笑)気軽に見ることができました。でも原作とはかなり違う展開かな。昔原作読んだけれどもう忘れた…。癖のない作画と鮮やかすぎない優しい色合いがよかった。日本のアニメはいいなあ。

 本作品はジブリ作品と同様声優ではない役者を起用しています。このことに関して両論賛否あるでしょうが、私は肯定派です。日本の声優は皆美声揃いだから声に人間の生々しさを感じることができなくて苦手。抑揚のない喋り方も日本語らしくてわりと好きだったりします。もちろんあまりにも棒読みの場合は辟易するけれど、それはまた別の話だしね。

バレエ・カンパニーバレエ・カンパニー
ネーヴ・キャンベル
マルコム・マクダウェル
ジェームズ・フランコ
バーバラ・ロバートソン
スージー・キューザック

 映画、というかバレエ団の裏側を追ったドキュメンタリー調の映画。日本ではあまり見られないような前衛的なプログラムがいっぱい出てきて面白かった。ネーヴ・キャンベルは全部自分で踊っているらしい。すごいなー。

翼をください翼をください
ミーシャ・バートン
パイパー・ペラーボ
ジェシカ・パレ

 議論するまでもなく同性愛に関しては個々人の自由ですのでどうぞお好きに、という意見でしかありませんが、この映画は内容が薄くてつまらない。あと、作中でのミーシャ・バートン、パイパー・ペラーボ、ジェシカ・パレの容姿がかぶっていて混乱した。それが面白くなかった理由のひとつ。

4人の食卓4人の食卓
チョン・ジヒョン
パク・シニャン
ユソン
キム・ヨジン
チョン・ウク

 チョン・ジヒョン目当てでレンタル。面白そうな導入だったので期待したけれど、途中で話がわからなくなってしまってからどうでもよくなった。イメチェンを図りたかったらしいチョン・ジヒョンは全く魅力なし。やっぱり彼女には元気な役がいい!とかそういうことを言いたいのではなくて、これは根本的に脚本に問題があると思う。

 それにしても食べ残したスパゲティで遊ばないでくれ。きったないなあ。

クライモリクライモリ
エリザ・ドゥシュク
デズモンド・ハリントン
エマニュエル・シューキー
ジェレミー・シスト

 こういう音で怖がらされる映画はやっぱり映画館で見ないとね〜。おしまい!

恋愛小説家恋愛小説家
ジャック・ニコルソン
ヘレン・ハント
グレッグ・キニア
キューバ・グッディング・Jr
スキート・ウールリッチ

 1997年のアカデミー賞で主演男優賞&主演女優賞を受賞した作品。ジャック・ニコルソンは最高の演技だったけれど、ヘレン・ハントはよくわからん。でもアカデミー賞にもっともふさわしいのはあのわんこだと思う。作品賞にもノミネートされましたが、この年の受賞はかの「タイタニック」でした。…ということは私、このときのアカデミー賞をリアル中継で見ているはずだわ。

 大人の恋愛はそれぞれの人生経験が豊富であるからこそ上手くいかないものなのかもしれません。先が見えない展開なので、苦手な長時間の恋愛映画もいつもほどは気にならなかったのですが(でも1時間50分位でもういいと思った・笑)、ラスト3分には正直がっくりでした。なんでハッピーエンドなのさ〜。これで自分の中ではちょっと評価下がった。まあこのあたりは好みでしょうが。

 アメリカはボランティアとして(…だったはず)寄付をするとその分の税金が免除となるらしく、ジャック・ニコルソンの行為をヘレン・ハントやその母親がわりとすんなり受け入れたのはそういう社会システムによるものかなあと思います。日本だったら確実に「身体目当て!?」ですよね、まあ作中でもそんなこと叫んでいましたが。

箪笥箪笥
イム・スジョン
ムン・グニョン
ヨム・ジョンア
キム・ガプス

 筋書きを整理してよく考えたら悲しいストーリーなんだが、それ以前にわかりにくすぎてちょっと…。三重人格者の主人公+家には幽霊がふたりって。謎と伏線を散りばめれば面白くなるってもんでもないよ。

姉のいた夏、いない夏姉のいた夏、いない夏
キャメロン・ディアス
ジョーダナ・ブリュースター
クリストファー・エクルストン
ブライス・ダナー
モーリッツ・ブライプトロイ

 薄いドラマだったなあ。先の展開見えまくり。お姉ちゃんの自殺にウルフがかかわっていないわけないじゃないの。「フォレスト・ガンプ」にしろ、この時代の話はとにかく実感できないことが多すぎて何を語ったらよいのやらといつも思う。まあヨーロッパの風景が美しかったのでその点はよしとしよう。

 それにしてもこの映画キャメロン・ディアスはイマイチすぎる。ジョーダナ・ブリュースターの方が好印象だった。わざともさくなっていたけど、そこがまた可愛い。

 …という見出しがヤフーのトップを飾っていましたが(ココ)、この馬鹿どもを擁護する気は全くないことを前提に、イタリアの世界遺産ってホントに落書きだらけだったよということを言いたい。自分の記憶にあるのは同じくフィレンツェのドォーモとヴェローナのジュリエットの家(写真)。落書きだけでなく噛み終わったガムもべたべた貼られていた。落書きは英語そのほかヨーロッパ各国の言語に始まって日本語韓国語中国語アラビア語、もう様々。ぞっとしました。

 私が言いたいことは、この短大生たちが世界遺産に落書きしたのは事実だとしてもそれを非日常的事実のように伝える記事はどうかということです。



 このサイズで480円は高い! けど美味しい。嘘みたいに美味しい…!

鳩の翼鳩の翼
ヘレナ・ボナム=カーター
アリソン・エリオット
ライナス・ローチ
シャーロット・ランプリング
エリザベス・マクガヴァン

 女ってのはさ…orzと最初観たときはケイトの身勝手さばかりが目についてラストはまさにザマミロだったわけですが、改めて見返してみると何とも哀しい女性でした。自業自得としても恋人の愛は自らの手で投げ出してしまう結果になるし、気にかけていた父親は結局アヘンやりすぎて死んでしまうし、彼女こそこの時代の階級社会の犠牲者なのでしょう。ミリーはどこまでケイトのことを読んでいたのだろう。女の怖いところはこの手の女性に腹黒さを感じてしまうところなのです。そんな女ふたりの間をふらふらするマートンは優しいだけで魅力がない。脚本がまずいのか演技がまずいのか、ふたりして何でこの男に惚れたのかは謎です。

 この映画のヘレナ・ボナム=カーターはまさに最高の演技でした。彼女にとって最初で最後のアカデミー賞受賞のチャンスだったのではないかと思ってしまう…。いや今でも十分上手いんだけどさ、昨今は賞レースに似合わないような作品ばっかり好んでいるし、賞されることに興味ないんでしたっけ。アリソン・エリオットは優しい雰囲気が滲み出ていてよかった。でも最近活躍していないよね? 早く「この森で、天使はバスを降りた」を借りてこよっと。シャーロット・ランプリングは苦手だけどこの映画の彼女は綺麗、ええもう出演女優の中でもっとも美しかったですとも。

 見事に再現された20世紀初頭のロンドンとヴェネティアの風景が素晴らしいです。

僕の彼女を紹介します僕の彼女を紹介します
チョン・ジヒョン
チャン・ヒョク
キム・テウク
チャン・ホビン
チャ・テヒョン

 同じ監督+主演の猟奇的な彼女がとてもよかったので期待して見たけれど、これはダメだった。泣かせようとする意図が見え見えの上、ひとつひとつのエピソードがわざとらしすぎて、つまらないを通り越してもはや滑稽でした。極めつけはラストに登場する主人公の新しい彼氏。あれは興醒めのひと言。

タロットカード殺人事件タロットカード殺人事件
ウディ・アレン
ヒュー・ジャックマン
スカーレット・ヨハンソン
イアン・マクシェーン

 ウディ・アレンの作品って展開が読めなくて結末に意外性があって面白いのです。個人的にはウディ・アレン本人さえ出ていなければもっといいのですが。スゴイ人だというのはわかるんだけど、ごめん生理的に無理。そういえば昔ウディ・アレンがケネス・ブラナーを「後継者」として指名したとか聞いたのですが、何となくわかる気がする…。天才様は自分と若いおなごが大好き。

 話がそれましたが、ミステリーとしてはひねりが足りないけれどコメディとしてみるならよかった。いずれにせよ、スカーレット・ヨハンソンのための作品です。

クイズ・ショウクイズ・ショウ
ジョン・タトゥーロ
ロブ・モロー
レイフ・ファインズ
ポール・スコフィールド
デヴィッド・ペイマー

 やや冗長でしたが、割と面白かったです。でもテーマの割に人間の心情の描き方が希薄のような気がする。新旧チャンピオンを演じたジョン・タトゥーロとレイフ・ファインズはそれでも演技が良かったのでかたちになっていたけれど、検事役は本当に印象が薄かった。

 この程度の八百長は今も日常茶飯事的に行われているような気がするけど、ここまでの大騒動になってしまったのはそれだけの社会的影響力が当時あったということなのでしょうか。時代の先端を行く最たるものがテレビだった時代の話だし、そういう内部問題に対する耐性が市井になかったのかもしれません。何か事件が起こったときにその背景に人種や学歴の問題が浮かんでくるところがいかにもアメリカです。

 レイフ・ファインズに後光が見えたw 笑っちゃうほどかっこよかった。人間って不公平だなと本気で思った。

 憲法や刑法を勉強しているといろいろな判例が出てくるけど、尊属殺法定刑違憲事件と勘違い騎士道事件だけは聞くに堪えない。1度しか読んでいないのに(ありがたいことに)忘れられない。

 気晴らしに少し弾いてみようとここ4〜5年は蓋も開けていなかったエレクトーンの楽譜を買ってきました。私は一応6級持ちですが、買ってきた楽譜は9〜8級というわかりやすく言えばいちばんレベルの低いものです。長年のブランクに加えてもともと練習嫌いだったので、このレベルの曲ですらつっかえつっかえでなんとも情けない限りです。

 ところで現在はいろんな動画サイトで上手な人の演奏を鑑賞することができる楽しい世の中ですが、STAGEAってほんとスゴイ! 私が習っていた頃はEL全盛期で、私が所有しているエレクトーンもEL900なのですが、STAGIAは根本的に音の重厚さが違います。もう正式に練習を始めるつもりもない私ですらあのエレクトーンは羨ましい。

恋は足手まとい恋は足手まとい
エマニュエル・ベアール
シャルル・ベルリング
ドミニク・ブラン
サラ・フォレスティエ
スタニスラス・メラール

 おフランスはえっちですね〜というのはある種の偏見だと思っていた頃もあったけど、事実だ事実。ポスターからしてコレだもんな〜。真剣に見ていなかったせいもあって話の流れがよくわからなかったけど、画面がおしゃれだしコメディエンヌなエマニュエル・ベアールは可愛かったし、そこそこ楽しめたので満足です。尺も80分と短くてお手頃。

 エマニュエル・ベアールといえば「天使とデート」の神々しいまでの美しさが人気のようですが、私はここ10年の彼女の方が独特の影があって好きです。「8人の女たち」のメイド役もよかった。「ミッション:インポッシブル」ではハリウッド的なつまらなさに染まってしまっていて残念だったけれど。

 それにしてもフランスの女優さんはみんなすっぱり脱ぐなあ。女性の裸は芸術であり賛美の象徴ということなのか、女優とは所詮そのような下賤な職業ということなのか…。

イルマーレイルマーレ
チョン・ジヒョン
イ・ジョンジェ
チョ・スンヨン
キム・ジム

 リメイクのハリウッド版を1年ぐらい見てえらく感動したのですが、このオリジナル版も非常に面白かったです。オリジナルもリメイクもそれぞれに違ったよさがあって私は両方ともに大好きです。

 リメイクよりオリジナルの方が勝れていると思った点はヒロインの職業。声優という設定はマニアックだけど、ハリウッドの医者というありきたりなエリート設定より新鮮で面白味がありました。というか、ハリウッド映画のラブロマンスってこういうエリートコンプレックス丸出しのところが何より白けるところ。逆にリメイクの方がよかった点はラストシーンの演出でしょうか。

 ベッドの上に置いてあった眼鏡を踏みつけた。そもそもそんなところに置いた私が悪いのですが。幸いフレームがない部分でレンズを支えている糸?が切れただけなのですぐに眼鏡屋で直してもらえましたが(しかもタダ!)、予定はすっかり狂ってしまいましたorz

つぐない
つぐない
ジョー・ライト監督

ジェームズ・マカヴォイ
キーラ・ナイトレイ
ロモーラ・ガライ
シアーシャ・ローナン
ブレンダ・ブレッシン
ヴァネッサ・レッドグレイヴ

 邦題は「つぐない」より「贖罪」の方がよかったのに。「つぐない」じゃ内容に反して軽く思えてしまう。

 ポスターなどからしてジェームズ・マカヴォイとキーラ・ナイトレイ中心のストーリーだとばかり思っていましたが、実際の主役はブライオニー (シアーシャ・ローナン→ロモーラ・ガライ→ヴァネッサ・レッドグレイヴ)で、彼女から見た姉とその恋人という図式のストーリーでした。前半はちょっとノスタルジックで、後半の戦争シーンは生々しく悲惨だった。ラストの告白により、あのシーンとかこのシーンとか人によって解釈が様々違ってくるのではないでしょか(ただし原作では現実:虚構の違いがもっとはっきりわかるように表現されているらしい)。

 それから音楽というより効果音といった方がふさわしいかもしれませんが、音楽のリズムに合わせて打たれるタイプ音がかっこよかった。映画館ならではでした。

 私、この作品でキーラ・ナイトレイがアカデミー主演女優賞にノミネートされたとばかり思っていたので「どこがそんなによかったんだろう…」と不思議に思いながら見ていたのですがこれは完全な勘違いで、実際は13歳のブライオニー を演じたシアーシャ・ローナンがアカデミー助演女優賞にノミネートされていたのですね。彼女は本当によかった。顔は全然違うけれど、雰囲気が何となくリュディヴィーヌ・サニエに似ているような気がしました。キーラはいくらなんでも痩せすぎ…。食べても太らない体質らしいですが、それでも昔はもっと健康的な体型だったのになー。ああいう体型でのラブシーンは正直見ていて痛々しいです。ジェームズ・マカヴォイはあんまり好きなタイプじゃないけど、日本で人気が出そうなタイプかも。

ブライオニー
 大物になるかもしれない予感。

・ アカデミー賞 作品賞: ノミネート
・ アカデミー賞 助演女優賞: ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 作品賞(ドラマ部門): 受賞
・ ゴールデン・グローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門): ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門): ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 助演女優賞: ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 監督賞: ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 脚本賞: ノミネート

JUNO/ジュノ
JUNO/ジュノ
ジェイソン・ライトマン監督

エレン・ペイジ
マイケル・セラ
ジェニファー・ガーナー
ジェイソン・ベイトマン

 アカデミー脚本賞を受賞したということで期待して見に行ってきたのですが……確かに、ストーリーは非常によくできていた。だけど、こと養子に関しては社会的・文化的背景が全く違うアメリカ的思考をすんなり受け入れることはできませんでした。

 私は日本でももっと養子制度を法的にも意識的にも開放になるべきだと考えているけど、それは養子を受け入れる体制のことであって、こういう状況で子供を作ってしまったジュノに関してはやはり単なる無責任だとしか思えなかった(やっぱり私が育てるの!という展開よりはマシだが、何とかゾラみたいな)。産むと決めてすぐに里親先を探したことはむしろ褒められるべき点だろうけど、出産を「絞り出せば(squeezeだったかな)いいんでしょ!」と表現し、里親になる夫婦に対して「今は醜い猿みたいだけれど可愛くしてお届けするから」とのたまい、臨月にカフェテリアでジャンクフードをバカ食いするシーンはぞっとした。もっともこれらは母親にはなれないジュノの精神的な幼さを表現したまでかもしれないので映画のシーンとしては一概に弾劾できないけれど(精神的未熟といえば「子供が欲しければ中国行って買えばいい。iPodみたいにたくさんあるから」というセリフもその一端かもしれないが、本筋とは関係のないこの手の差別発言は非常に不快)、とにかく何をするのも軽〜いノリで済ませてしまって呆れた。いやまあ、当初の「いらないからあげる」「出来ないから貰う」からだんだん親になるという自覚が芽生えてあれやこれやあるんだけどさ、結局出産の後にはモトサヤに収まった彼氏と新しい関係を〜って何それ。子供は厄介払いですか。とにかく何でもポジティブシンキングなところがいかにもアメリカの青春ドラマでした。と言ってもどういう思考回路のもとにアメリカ人がこれを称賛するのか私には謎ですが。アメリカでこの台本の何がそんなに受けたか、それはジュノというキャラクターだ!とか言われても(゚Д゚)ハァ?です。まあ「やっぱり自分で育てる!」というオチにならなかったのはよかったけれど。

 そんな感じで主人公のジュノも理解しがたかったのですが、それ以上にいかんともしがたかったのが主人公の彼氏。自分の両親には言わないでくれ!とかひどいことを言いまくっていた印象しかないし、ころっと他の女に靡くし、子供に対して責任を感じているようでもなく、「全部終わったらまた一緒にバンドやろうよ」ってそれ何のジョーク? 里親の父親に関しては情けないなーとは思いつつもいるよねこういう人も…とむしろもっとも文化的相違による違和感を感じなかったキャラでした。個人的には産婦人科医に対して啖呵を切ったジュノの母親も微妙ですが、自己主張が何よりも大事なアメリカではああいう強さは大切なのでしょう。ジュノの父親とヴァネッサは好印象。特にヴァネッサは心から「母親になりたい」と熱望していることがよく伝わってきてよかったです。ラスト、彼女がひとりで里親になったシーンは考えさせられました。家族の在り方は個人によって様々であるべきということでしょうか、しかしこのようなケース(乳児を独身者が養子とする)は日本では法律上認められていません。

 ロック音楽にも興味ない私にとって音楽はあくまで単なるBGMでしかありませんでした。エレン・ペイジとジェニファー・ガーナーの演技は◎。特にエレン・ペイジは従来ならゴールデン・グローブ賞ぐらいは受賞できそうなぐらいの熱演ぶりだったけれど、敵がエディット・ピアフじゃしょうがないね。

ジュノ
 妊婦がその食事はヤバイ。

・ アカデミー賞 作品賞: ノミネート
・ アカデミー賞 主演女優賞: ノミネート
・ アカデミー賞 監督賞: ノミネート
・ アカデミー賞 脚本賞: 受賞
・ ゴールデン・グローブ賞 作品賞(ミュージカル・コメディ部門): ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門): ノミネート
・ ゴールデン・グローブ賞 脚本賞: ノミネート



 気分が晴れないので映画見に京都まで来た。四条通りのパン屋さんで夕御飯です。マンゴーヨーグルト美味しい〜♪

 1本目のジュノはなーんか微妙でした。これから2本目のつぐない行ってきます。

おもひでぽろぽろおもひでぽろぽろ
今井美樹
柳葉敏郎
本名陽子

 公開当時に映画館に行った記憶があるので初めて見たのは小学3〜4年生だったと思いますが、大人のタエコと同じ年頃になってようやくこんなにいい作品だったんだと感心しました。確かに10、11氏の頃って未だにふっと思い出すことがある。しかも何かを決定付けるような大事件ではなく、どうでもいいような日常の出来事がほとんどです。まさに「大人向き」のアニメ。タエコ27歳の「現在」にちょうど生まれた私は大人のタエコにはややジェネレーションギャップを感じるのですが、小学生時代というのは今も昔も変わらないようです。「生理がうつる!」とかバカを言う男の子は私の時代にもいたなあ。懐かしい。

 結婚なんていうのは意外にあっさり決まってしまうものかもしれません。ただ農家が日常になるのは想像以上の辛さだと思うぞー。そして農家の嫁不足はこの頃から深刻だったわけですね。

 どのキャラクターも魅力的に描かれていましたが、唯一タエコの母親だけはやけに冷たくて好きになれませんでした。姉は年齢を考えるとあんなものじゃないでしょうか。

珈琲時光珈琲時光
一青窈
浅野忠信
萩原聖人
余貴美子
小林稔侍

 もう2年ぐらい見よう見ようと思っていてずっと機会を逃していた映画。

 主軸となっているストーリーが何なのかすらよくわからずただ淡々と時間だけが流れていきました。見ている間はつまんないなあと思っていたけど、終わってみればもう1度「眺め」たくなるような素敵な作品でした。アジアのじっとりとした夏の匂いは映像にすると美しいと思う。

 主演の一青窈は全然演技になっていなかったけれどなんかよかった。「女優」とは演技力とは別に雰囲気とか印象が大切なんだなと実感した。

プロヴァンスの贈りものプロヴァンスの贈りもの
ラッセル・クロウ
アルバート・フィニー
フレディ・ハイモア
マリオン・コティヤール
アビー・コーニッシュ
トム・ホランダー

 ヨーロッパ系やオセアニアの俳優ばかりなのでてっきりイギリス映画かと思っていたら、ハリウッドかあ。ヨーロッパ映画の雰囲気を出したかったのかもしれないけれど、中身は確かに明らかなるハリウッド映画でした。

 プロヴァンスの美しい田舎風景を楽しむには最高の映像です。でもドラマとしては全然面白くない。幼い頃の自分の思い出が蜃気楼のように現れたり、美人なレストランの女主人と恋に落ちたり、正体不明のアメリカ人の従妹が突然訪ねてきたり、とりあえずネタだけふってそれ以降の展開がないんだものそりゃ面白くなるわけないさ。まあイギリス人vsフランス人やアメリカ人に対する描写はちょっとだけおかしかった。「美しい田舎暮らしもそれが日常になればつまらなくなる」は永遠のテーマですね。

 アメリカ人の従妹を演じたのはアビー・コーニッシュというオーストラリア出身の女優さん。ニコール・キッドマンの若い頃みたいで可愛かった。でもこういう映画のアメリカ人役になんでオーストラリア人を起用するかなー。アメリカ人女優なんていっぱいいるだろうに…。アルバート・フィニーに鼻の形が似ていたからか、ていうか本当に似ていたっけ? まあそれを言い出したらイギリス人役だったラッセル・クロウもニュージーランドというかオーストラリアというかとりあえずイギリス人ではないけれど、彼に関してはキャスト先行という気がしないでもないのでこの際触れないことにする。マリオン・コティヤールはやっぱり美人でした。フレディ・ハイモアは仕事しすぎだよ…。今いちばん将来が心配な子役だorz

 邦題に「プロヴァンス」と入れたのは興行を考えてのことでしょうね。