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悠久を知る流れ from Egypt

2006年02月16日 01:58




 ナイル川(Nile)。カイロ(Cairo)で見たナイルは驚くぐらいだったけど(これがあのナイル川なんですか?とよくがっくりされるらしい)、ルクソール(Luxor)で出会ったナイルは格別だった。両岸の景色が如何に変わり行こうとも、この穏やかな流れだけは古代テーベの時代からずっとゆるぎないままなのかもしれない。エジプト旅行中、ギザ(Giza)のピラミッドよりもツタンカーメンの黄金のマスクよりも、何よりも感動したのがこのルクソールで見るナイルだった。
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現代版アラビアンナイトへの挑戦 from Duai

2006年02月04日 19:29

タイトルは、私の卒論の副題。担当教官に笑われた。




 ドバイきってのリゾートであるジュメイラ・ビーチ(Jumeirah Beach)に位置する世界唯一の"7つ星ホテル"、BURJ AL ARAB。ガイドブック等には「バージ・アル・アラブ」もしくは「バージュ・アル・アラブ」と訳されているが、アラビア語に詳しい人に聞いたところ、片仮名表記としては「ブルジュ・アル・アラブ」が近いのではないかとのこと。

 そもそも、私がドバイを訪れたのは(一応)卒論の現地調査のためだった。以下、卒論からBURJ AL ARABについての抜粋。
『ドバイ政府自身もまた、ジュメイラ・インターナショナル(Jumeirah International)というホテル・チェーンを経営している。現在9つのホテルがこのグループによって運営されており 、その中には自称「世界唯一の7つ星ホテル」とされるブルジュ・アル・アラブ(Burj Al Arab)も含まれている。1999年に完成したこのジュメイラ・ビーチ沿いに聳え立つダウ船の帆の形をイメージした建物は、現在のドバイのシンボルともいえよう。ホテル内は正に現代のアラビアンナイトとも言える奇抜なデザインで、客室は全室メゾネットタイプのスィートである。最も安い部屋で1泊Dh2800であるが、ホテル内は連日世界各国の富裕層で賑わっており、想像できる最も豪華なサービスが提供されている。』
 つまり冒頭の"7つ星ホテル"はセールストークであり、公式的にそのような称号が冠しているわけではない。実際に宿泊したわけではないので、サービス云々に関する詳細は控えるが、各所から伝聞した情報をまとめると、
「おしぼりを渡す人と受け取る人(別々!)、棗椰子を渡す人、ローズウォーターを用意する人、部屋までエスコートする人がエントランスに待機している」
「アメニティグッズは全てエルメス」
とかなんとか(私のお里が知れる目の付け所)。

 宿泊はできなかったが、おのぼりさん丸出し状態でエントランスだけは見学してきた(ゲストフロアに入れるのは宿泊客だけ)。そういえば以前、「Burj Al Arabはエントランスに入るだけでもお金をとられる」とのレポートをテレビで見たが、私が訪れた際は全くの無料だった。システムが変更になったのか何なのか、理由は定かではない。







 エントランスを入ってまず目に飛び込んでくるのがこの光景。正にアラビアンナイトの世界である。写真からは分からないが、エントランス部分は2階層構造になっている。2階部分へと繋がるエスカレーターが噴水を挟んで左右対称に設置されており、両方の壁は巨大な水槽になっていた。エスカレーターを上りきると広々としたロビーがあって、その先の大窓からはアラビア湾が一望できる。客室は2階以降のようだが、そこへと続くエレベーターはカードがないと使用できない仕組みになっていた。




 せっかくなので、宿泊客じゃなくても使用できるお手洗いに入った。可愛いアメニティグッズが置かれていたので誰もいなかったことをいいことに1枚。

 ドバイにはこれといった観光資源がない。しかし今現在国の経済を支えている油田も底なしではなく、近い将来の枯渇が確定的であるという。そこでドバイ政府は、オイルダラーを駆使して国全体のリゾート化を急ピッチで進めており、その先頭を切ったのがこのBURJ AL ARABである。この他にも、人工のリゾートアイランド(ベッカムが別荘地を購入したことで有名になった"The Palm"他多数)・ショッピングセンター・テーマパーク等が現在建設中であり、2010年には足並みが揃う計画らしい(ドバイ政府は計画の詳細をつまびらかにしていないので、実際のところは不明だが)。これが成功すれば正に現代版アラビアンナイトの実現となるわけだが、さて。

 ところで最も安い部屋でさえ1泊9万円近くもするこのBURJ AL ARABだが、旅行会社が売り出しているパックツアーの中に+4~5万円でこのホテルに滞在できるというプランが私がドバイ行きを計画していた2004年夏頃にはけっこう見られた。今もあるかどうかは分からないが、これぐらいなら手が届きそうな感じはする。